気ままに旅行

旅行記です。国内国外津々浦々。

バルト3国・サンクトペテルブルクの旅8/サンクトペテルブルグへ移動

6日目:リーガ→サンクトペテルブルグ(ロシア)


起床したら、8:10。

…やっちゃった(笑)。朝早くないからと目覚まし掛けなかったのも原因かな…でもすっきり目覚めました。飛行機は12:00なので、9:30にはホテルを出たい。つまり、市場に行く時間はない。ああああああああああ!!!!!!


もう嘆いても仕方ないので、早めに空港について食事をしようと支度。勿論本日も、入手したばかりのダウン着用です。


チェックアウト後、目と鼻の先のバス停から空港行きのバスに乗車。直通のバスが来ていたのですが満員で荷物もトランクスペースに入らない様子だったので、通常の路線バスを待つことに。英語の表記がなく、でも22番と言う事だけは調べておいたので待っていると、トントンと肩をたたかれる。見ると老齢の女性がラトヴィア語で何かを言いながら、後ろに留まっているバスを指さしている。わたしはバス停前方にいて、先に来ていたバスに隠れる形で空港行のバスが来ていたのですね。それを、スーツケース持った東洋人=きっと空港に行くんだ、と思って教えてくれたのです。本当に嬉しかったのですが、ラトヴィア語が分からなくて、That's really kind of you, thank you so much!しか言えなかった。お礼だけはやっぱり覚えておくべきだった…と本当に後悔しました。エストニアのタックスリファウンドに次いで、この旅2度目の後悔です。


バスに揺られ30分強、リーガの空港に着きました。1時間半の空の旅ですので、サービスは何もない格安航空会社のBaltic Airを利用。でも結構なお値段しましたよー。
機械のチェックインに弾かれてしまったので、カウンターへ。行き先を聞かれ、ロシアビザのチェックを受けます。カウンターには新人か見習いの2人も一緒で、「これはこう、この時はこうしてね」みたいに説明をしながらのチェックイン。わたしが理解できたから英語で話していたと思うんですけど(ちょっと覚えていない)、ビザチェックで「ロシアに行く場合はビザを取っているか確認してね」「へー、これがビザ」「あ、これ違う、アメリカのビザだ、初めて見た」と楽しそうにしていて微笑ましかったです。


セキュリティゲート通過前はあまりお店がなかったので、早いけどゲートを通過。入口から想像していたより広い空港でした。
プライオリティパスのラウンジで朝ごはんを食べて、出国審査そういえばまだだわと思い早めにゲートへ。


しかし…わたしの使うゲートへのディレクションがない。現在、リーガの空港は工事中だったのですが、それにしても…と案内が消えた壁のあたりでうろうろしていると、右の端に非常口みたいなドアを発見。


そのドアに「GATE〇〇~〇〇」と書いてある…。


なにこれ、どこでもドア?

とりあえず、そーっとドアを開けてみると、左へ続く通路が。そこにも同じゲートへの案内矢印があったので、おそるおそる進むと、出国審査のようなボックスを発見!
こんなひっそりしなくても……。
しかし、パスポートをパラパラめくる審査官、眉間にしわを寄せて「どこから来たの」と。どこ、って?と思いながら「…オリジン?東京、日本…」というと「違う、どこから来たの?どこの国から来た?」と。
意味が分からず、??????とぽかんとしていると「どこの国から来た?ラトヴィアじゃないよね」と。ああ、入国した国を聞かれてるんだ、と思い「フィンランドで入国しました」というとまたパスポートを凄い勢いでめくり…「ヘルシンキ?入国はヘルシンキでEUから出てない?」と。「ヘルシンキで入国、エストニア、ラトヴィアで今からロシアです」というも、難しい顔のまま。なんだろう、何か手続き抜かしてるのかな…と流石に心配になってきたころ、ぽんとスタンプを押す音が。


戻って来たパスポートを見て、納得しました。


わたしのパスポート、何故かヘルシンキの空港だけ揃って最終ページにスタンプを押してるんですよ…だから、探せなかったんですね…今回の入国スタンプが……。


ともあれ、無事に通過。何だか気になるお店を発見。

どうしてそうなった。

けっこうたくさんお店がありましたが、特に欲しいものもないので搭乗ゲートへ。定刻出発の飛行機に乗り、サンクトペテルブルクのプルコヴォ空港へ。


ここも工事してるー。

天気は暗い曇りですが、タラップを降りバスへ乗る間の感じだと、意外と寒くない。


入国審査の振り分けは「ロシア国民」「ベラルーシ国民」「その他」。でも、ロシア国籍ゲートが閉鎖されていたようで、とても混んでいる。
ゲート自体は10くらいありましたが、通過に何と45分。サンクスギビングのホノルル空港の1.5時間に次いで、わたしの経験上の入国審査の列の待機時間、堂々の2位です。

そして、わたしの順番。ロシアビザを確認しながら滞在期間と目的を聞かれます。ここまでは普通。そしてこの一言。「どこから来たの?」
さっきも聞かれたやつだ(笑)。まかせて!


「それはわたしのオリジン?それとも、今回の出入国の場所ですか?」
「寄った国と滞在日数を順番に挙げて」
「フィンランド、ヘルシンキで入国し、フェリーでタリン、エストニアへ3泊。その後バスでラトヴィア2泊。リーガからのフライトで到着しました」
「・・・・・(パスポートをめくる)」
「一番最後のページにヘルシンキ入国とリーガ出国のスタンプがあります」
「行く予定の町は?」
「ロシアではサンクトペテルブルグだけです」
「どこから帰るの?」
「ヘルシンキです」
「帰国の便のチケットはある?」
「はい」


割と厳重だなぁ……。入国のスタンプと、紙切れをもらい終了。
ラゲッジのピックアップは当然スムーズ(それまでに時間かかったからね!)そのまま到着フロアへの出口を出て真正面にタクシーカウンターが。


そう。ここ、プルコヴォ空港のタクシートラブルは、サンクトペテルブルクの日本領事館も注意喚起を出しているくらい悪質らしく。この、空港のタクシーカウンターで「金額を前払い」して「指定された番号のタクシーへ向かう」のを推奨しています。
カウンターでホテルの住所を見せると配車手配をしてくれます。今回は、サンクトペテルブルクのモスクワ駅近くのホテルで、2400ルーブル。
空港出口からタクシー乗り場までの案内図が書かれたカードサイズの紙と、車のナンバーが書かれたレシートをもらい終了。


出口へ向かう前にATMを見つけました。ちょっと現金手元にあったほうがいいかな、とキャッシュカードを入れます…が、言語選択の画面が出てこない。
出てこないので、感性を研ぎ澄まし、カンで画面を操作すること数回。金額が出てきました。


500P 1000P 3000P 5000P 10000P 30000P


…ん?500ルーブルから?
ユーロから来たわたし、ルーブルの相場が分かっていませんでしたが、500は多いんじゃないの…でもこれ最少…と思いつつ500ルーブルを選択。
無事に500ルーブルを手にし、キャッシュカードも戻ってきて、出口へ向かいます。


出口に向かう途中「OFFICIAL TAXI」と書かれたカードを下げた人たちが手を振り「タクシー?」と腕をつかんでくる。首を横に振り、貰ったカードとレシートをちらつかせるとぱっと離れて行きました。
タクシー自体はすぐに見つかり、空港からホテルまでも20分ほどで到着。
ホテルも、ドアをあけるとフロントにいたスタッフがすぐに来て、スーツケースを運んでくれました。チェックインを済ませ、部屋へ案内されて、この時点で15:00。


この時間ならツーリストインフォメーションもまだ開いてる。モスクワ駅近くにあったはず。…と、ガイドブックを開いて確認…とついでにルーブルの相場も見る。


1P=2円


ん?

500P=1000円?

小学生のお小遣いしかないじゃん……!!!!!
といことで、ツーリストインフォメーションに行きシティマップ他をどっさり入手して、ストックマン(外資系デパート)へ。ATMでもう3000ルーブルおろして、スターバックスへ。


サンクトペテルブルクではスタバのタンブラーのお使いがあるので、とりあえず2個くらい買っておこうかな…と。

あった、あった。


ついでに何かのもうとキャッシャーに立ったもののメニューがロシア語だけでわからない(笑)。
ざっと見て、たぶんキャラメル、というものを発見したのでキャラメルマキアートを注文。タンブラーが約2000円、キャラメルマキアート(トール)が840円くらい。たっか!


テーブルでwifiをつなぎながら、シティマップを眺める。夕食はどうしようか、と悩んでいたらTwitterでフォロワーさんが「ルビンシテイン通りに沢山レストランがある」と教えてくれたので血眼になって探しますが、目が見慣れない音の羅列を拒否しているようで全然見つからない。

とりあえず、タンブラーをホテルに置き、距離感をつかむためにネフスキー通りをエルミタージュのあたりまで直進することにします。


16時くらいだけど、雲が分厚いので暗い。



結構歩いたな、というところで血の上の救世主教会が見えたので、目的地をそこへ。

塗り替えかな?


だんだんと寒くなってきました。来た道を戻りながら夕食の場所を探します。
まだテラス席があるお店がたくさん。こんなに寒いのに。


霧雨になり、おなかも空いたので小さく書いてあった英語を見つけて飛び込んだ場所で、ボルシチと羊のペリメニ、豚のペリメニ(水餃子みたいな)を注文。



美味しい!!!!スメタナかな?つけても美味しい。
でもペリメニは、何もつけなくても肉だねがしっかり塩が効いている。ペリメニ10個は多かった…げふっ。


お腹いっぱいであったまったので、ホテルへと帰ります。

行くときに大行列だったナイトクラブ、ゴールデン・ドールズ。TOKYO-CITYは建物の名前かな?


夜になると、ちょっとパリに似てるかも。



明日は本格的に街の散策です。

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