バルト3国・サンクトペテルブルクの旅9/サンクトペテルブルク散策
7日目:サンクトペテルブルク
土日なので、ホテルの朝食は朝8時から。少しのんびりと支度して朝食へ。混んでいたので写真は撮らなかったのですが、ロシアの料理もありつつ旅行者をカバーしているラインナップ。
ブリヌイ、カード、カーシャ(おかゆみたいなもの)、ブレッド、ペストリー、クロワッサンが主食でサラダ系が8種、タンパク質系は10種くらい。ミューズリー、ヨーグルト、フルーツ、ジュース系も充実。
ここの、フレッシュクランベリージュースがとても美味しくて!甘味の添加がなく、クランベリーそのままの味だったのですが、美味しい!そしてトイレも大変近くなった!笑
あとは、大麦のカーシャが好きでした。オートミールが好きなので…。サラダも色々あっていいです。
そして天気をチェックし、腰回りにカイロを貼り、フードをかぶって出発。
曇天。
ネフスキー通りをエルミタージュの方向に進んでいく。
可愛い牛のレストラン。ここ、お安くて店内が可愛かったです。
きょろきょろとしながら、目的地のネフスキー通り沿いのゴスティーニ・ドヴール(ショッピングモール)へ。
ここで、明日のエカテリーナ宮殿(プーシキン)行のバスのチケットを買うんです!
エカテリーナ宮殿は、琥珀の間の公開以降特に観光客が殺到しており、個人で行っても中に入れない日もあるというよく分からない情報がありましたので…。まぁ、場所もちょっと離れているので、バス往復と入場券が付くならそれでもいいかと思い、プーシキン行のツアーを取り扱うチケットボックスがあるのがこのショッピングセンター前だとネットで見たのですね。
確かに、たくさんのチケットボックスがあります。
「プーシキン」と書いてあるのが、エカテリーナ宮殿へ行くもの。プーシキンだけはロシア語が判別できるように覚えました。
だって、チケットボックスにはロシア語しか書いてないってネットにあったから。
その通り、チケットボックスはたくさんありましたが、どれもロシア語、そして観光客を捕まえている人々もロシア語。
ひとつかふたつくらいのボックスに中国語があった(スタッフもチャイニーズがいた)くらいで、もうどこがどうなのかさっぱり分からない。
どうしようかなぁと思っていたら、中国語でスタッフが話しかけてくる…も、理解できないので「わかりません」という顔をすると「英語?」と。思わずYESと言うと腕をがっしりと掴まれ、男性スタッフのところまで連行される。
英語が話せる男性がプーシキンツアーの時間と詳細を案内してくれるけれど、英語ガイド付きツアーは午後出発、そして代金は6000ルーブル。午前出発がよかったのと、えらい高い気がしたので断って違うボックスを覗いてみる。すると、10:30プーシキンというのを見かけたので近寄ってみる。
「プーシキン」というと、ぱっと女性が出てきて話しかけてくれましたが、何一つ分からない。英語で今日ではなく明日の10:30のプーシキン行きに空きはあるかと話すけど、今度が女性の方が困った顔に。そこで「プーシキン。今日じゃない。明日。10:30。明日。一人」と英単語を並べると理解してくれました。
ロシア語ガイドで、価格は1900ルーブル。ほら~、英語ツアーより安い~。差額4000ルーブルでマトリョシカが買える位じゃないですか。昨日3000ルーブル追加でおろしておいてよかった…。
「明日、10:30、ここ?」と聞くと、チケットの左上に1010と書いてくれ、そして「ここ」と地面を指さすスタッフ。
その後10:30と書き、バスを指さし「ビューン」と行ってしまうジェスチャー。
よしつまり、10:30には出発だから10:10までに集合ということだね!
「オーケー。スパシーバ」と言うと「パジャールスタ」と初めて笑顔になる女性。お互いに「よし、やったぞ」という雰囲気が流れました。笑。
左側のチケットボックスで購入、赤い帽子の女性が頑張ってくれたスタッフ。
妙な達成感を感じながら、そのままカザン大聖堂へ。
外観だけ。
素敵な歩道を見つけたので地図を確認しながら進む。
人通りが少ない道だけど運河を渡り、エルミタージュを目指します。
ふと、モイカ運河のあたりでとても可愛いお店を発見。
本屋さんですって!!!!!
開店は11時半からとあり、まだ11時にもなっていなかったので中は諦めて外観だけ。
位置は間違ってないけど、あまり人のいない方(正面向かって右)から宮殿広場へ入りました…。
帝政ロシア時代っぽい服を着た人も…多分東欧の人たちかな?顔が…。
サンクトペテルブルクは3人の天使に守られているそうです。一人はネフスキー通り沿いの聖カタリナ教会、一人はペトロパブロフスキー要塞の大聖堂、そしてこの宮殿広場。
エルミタージュは明後日に見学予定なので、とりあえず通過し、ペトロパブロフスキー要塞までまた歩きます。
喉が渇いたけど、カフェが見つからない…。
見つからないまま要塞まで到着。
ネヴァ川の対岸にはエルミタージュが見えます。
ビーチもありました。夏になると水に足を入れる程度の水遊びができるのかな?
ライン川みたいに、泳ぐ人もいるのかな……。
要塞の敷地内はテーマパークのように整備されていました。
とりあえず、大聖堂の内部に入ります。
正式名、首座使徒ペトル・パウェル大聖堂。ロシア正教のこの大聖堂の斜塔には十字架を持った天使がいて、この天使はサンクトペテルブルクを象徴する重要なもののひとつだそうです。内部にはピョートル大帝からニコライ2世までの皇帝と皇后の殆どの人物が埋葬されています。内部にそのまま、石の棺があります。霊廟と教会が一緒になってる感じかな…?
ここ、ペトロパブロフスキー要塞からサンクトペテルブルクは始まったそうなので、歴史的にも重要な場所のようです。
ようやくカフェを見つけて、人心地。
店員さんは英語をしゃべれず、一方的なロシア語による指さしオーダーで紅茶とチョコレートケーキを注文。
気がついたら、プーシキン行チケットを購入してから3時間も歩きっぱなし。
少し黄葉が始まっています。
来た時とは違うルートでトロイツキー橋を渡って行きます。
欄干の双頭の鷲がいい。雰囲気もすごくいい川沿いの歩道です。
しかしどす黒い曇天……。
金色の天使が見えます。
(続く)